
「投資信託に投資した方がいいと聞くけど、投資信託がなんなのかよくわからない。」
「投資信託は手数料が高いと聞いたことがある。」
こんなことを思ってなかなか投資を始められない人が多いですよね。
私も投資を始めて数年間は、個別株投資のみに投資していたため投資信託についてあまり理解できていませんでした。
実際に投資してみて管理が楽だったりと安全性が高かったりと、初心者にも上級者にもとてもいい投資対象であると感じました。
今回は投資信託やそれによく似たETFという商品について解説します。メリット・デメリットや注意点を知り、よく理解した上で投資を始めてみましょう。
投資信託とは何??
投資信託とは、投資家(私たち)から預かったお金を一つにまとめて大きな資金として、そのお金を資産運用の専門家が株式や債券などに分散投資を行い、その運用成果が投資家の投資額に応じて分配される仕組みの金融商品です。
どこに投資するかは、その投資信託の運用方針に基づいて決めらています。目論見という投資内容を説明する書類があるので、投資対象や現在の投資先の割合、過去の実績などを確認できますので必ず目を通しましょう。
ETFと投資信託の違いは??
ETFと投資信託の違いは証券取引所に上場しているか、上場していないかです。
上場しているETFは、市場が開いている間は株価が変動しますので、その時の株価で売買ができます。
上場していない投資信託は、組み入れている金融商品の時価評価が株価のベースになるので、1日1回価格を計算します。その価格を基準にして売買が行われます。
最初の内はあまり違いを気にしなくて大丈夫です。どちらも個人投資家の強い味方となる商品です。
値動きが気になり他のことが集中できない人には、投資信託がオススメです。
今後、投資対象を広げていき個別株などにも投資したい人には、値動きがありチャートの見方が勉強できるETFがオススメです。
メリットとデメリットは??
メリット
・小額から投資することができる。
・プロの投資家が運用してくれる。
・個人では難しい国や不動産などに投資できる。
・分散投資になるのでリスクを下げられる。
・手数料がとても安い商品を選べる。
・何に投資したのか確認できるため透明性がある。

デメリット
・損するリスクがあり、相場全体の影響を受ける。
・手数料が非常に高いために利益を出しにくい商品も存在する。
(下記で解説。)
・投資信託やETFの業種を絞ったものなどがあり、分散投資にはならないものもある。
(リスクの大きくなる。)
投資では損する可能性は常にあります。そのことを理解して投資先を選択するのであれば、投資信託やETFはメリットがとても多く初心者の方が投資を始める上で強い味方になります。
投資信託を選ぶときの注意点。
手数料をあまく見てはならない。
投資信託には購入時手数料、信託報酬、信託財産留保額の3つの手数料があります。
購入時手数料は、そのままで購入した際に支払うもの。
信託報酬は保有中にかかる手数料で、運用・管理してもらう経費として投資家がずっと支払い続けるもの。
信託財産留保額は、投資信託を解約する際にかかるもの。
投資をする上で手数料は切っても切り離せないとても重要なポイントで、成功するためには少しでも抑えておきたいところです。
例えば、年間5%の利回りが期待される投資信託でも信託報酬が4%もあれば、利益は1%でさらに売買時に手数料と税金で利益はほとんどなくなってしまいます。
さらに利回りは安定しませんが、確実に手数料はとられます。
最悪なパターンとして株価が大暴落しているのにも関わらず、さらに手数料をとられるので損失をますます拡大させてしまいます。こんなケースも当然よくあります。
手数料は投資成果に大きく影響するためなるべく抑えなければなりません。
最近の商品では売買に関わる手数料はかからず、信託報酬も1%以下のものも多くありますので手数料に注意して投資先を選びましょう。
毎月分配型の誘惑には注意。
今でも、毎月配当が受け取れることから根強い人気をある毎月分配型の投資信託です。
しかし、中身を見てみると投資した元本を切り崩して分配金を出しています。運用益から出ているような気持ちでいる人も多いですが、私たちが預けたお金を切り崩しています。そのたびに20%の税金を支払う無駄の多い投資法です。この分配金を再投資に回しても税金を取られるためどんどん金額が小さくなっていくばかりです。
毎月配当をもらえることは魅力的ですが、見栄えだけで中身が伴わない投資だといえます。もちろんこの手法が合う人もいるかもしれないですが、基本的には無駄な部分が多く投資で資産を大きくするのには遠回りな手法なので最初は避けるべき投資対象です。
これからも一緒に勉強し、豊かな投資家ライフを過ごしましょう。
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